サイトアイコン 苦手な子が面白いほど変われる!算数数学の個別指導

0で割るとどうなる?

0で割るとどうなるの?

0で割るとどうなるのかを簡単に分かりやすく説明していきます。小学校で習う0の計算は、学校ではサラッとしか触れないので「あれ?どうだったっけ?」となりやすい単元です。また、子どもから質問されたときにどうやって答えればいいか分からい…というお悩みもたくさん頂いているので、子どもへの教え方も合わせて解説をしていきます。


子どもへの教え方

「5÷0」や「0÷3」が解けない時は、かけ算を使って解く方法を教えてあげましょう。例えば、10÷2という計算は、2×5で10になるので10÷2の答えは5になる。12÷3という計算は、3×4で12になるので12÷3の答えは4になる。…という方法です。

これを使うと0÷3という計算は、3×0で0になるので0÷3の答えは0になる、ということが分かります。また、5÷0という計算は、0にどんな数を掛けても5にはならないので5÷0は答えが無いということが説明できます。実際の計算では答えに「×(バツ)」を書きましょう。

子どもに教える時は「かけ算で解く方法」で解説してみましょう。


0の掛け算も確認しておく

小学2年生で掛け算九九(1~9の段)を習い、その後、「10の段」と「0の段」を習いますが0に何を掛けても0になるということが理解できているかを確認しておきましょう。ピンときていない時は数字に対するイメージが弱いので1桁の足し算引き算、繰り上がり繰り下がりの計算、掛け算九九ができているか確認が必要です。そこができていないと、子どもは割り算を難しく感じてしまいます。


小学校の算数ででてくる「0で割る計算」

0で割る計算は、小学校3年生で割り算を学ぶ際に学習します。具体的には「0を割る割り算」と「0で割る割り算」の両方を学習しますが、もしピンときていない場合はスルーしても大丈夫です。理解できることに越したことはありませんが、無理に理解させる必要はありません。そこに時間を使うくらいなら基本的な計算の練習(かけ算や繰り上がり繰り下がりの計算)に時間を使いましょう。


電卓ではエラー表示になる

0で割る計算には答えが無いので、コンピューターではエラーとして扱われます。電卓や計算機で0で割る計算を行うと、「エラー」や「#DIV/0!」のようなエラーメッセージが表示されます。これは、答えが存在しないことを示しています。


【関連する質問】

0は偶数ですか?という質問もよく頂くので合わせて解説していきます。「0は偶数です」。偶数は2で割れる数ですが、言い換えれば2の倍数(2の段)とも言えます。2の倍数は、2・4・6・8・10…となり2ずつ増えていきます。逆に言えば2ずつ減っているので2ずつ減らしていくと0は偶数ということが分かります。


記事について

この記事は、算数が苦手な子専門の個別指導塾/数楽の家によって書かれています。たくさんの子ども達と関わった経験から「こうしたらもっとよくなります!」を発信していますので参考にして頂けましたら幸いです。

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