小学生で習う単位変換が苦手な子用の練習問題プリントと解説が載っているサイトです。算数が苦手な子専門の個別指導塾の先生がプリントを作成しているので基本の練習ができることと、簡単に理解できるようなわかりやすい解説が載っています。長さ(㎝)やリットル(ℓ)、時間、速さ、体積など算数で必要な基本問題を載せています。コツやポイント、覚え方や子どもへの教え方もありますのでご活用ください。宿題やホームスクーリング(自宅学習)にもお使い頂けます。
このプリントを解くと分かること
単位変換の基本となる部分の解き方を理解できているかの確認ができます。
※画像をクリックするとPDFに飛びます
無料でダウンロードできる算数プリントですが、家庭内での個人利用以外は利用規約を一読して下さい。
割合が苦手な生徒へ
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単位変換のコツとポイント
単位変換の問題を解くときは、まずは基準を思い浮かべるようにしましょう。
例えば、「1m=100㎝」や「1時間=60分」などです。基準を覚えていないと問題を解くことはできないのでしっかり覚えておきましょう。覚えたらあとは、基準を使って問題を解いていきます。
センチの単位変換
320㎝は、□m□㎝ですか?という問題があったとします。
320㎝の中に100㎝が何個あるかを考えると3つ(300㎝)あるのでまずは3m。そして残りの20㎝となり答えは3m20㎝。となります。
時間の単位変換
100分は□時間□分ですか?という問題があったとします。
100分の中に60分が何個あるかを考えます。60分は1つしかないのでまずは1時間、そして残りが40分なので答えは1時間40分となります。
リットルの単位変換
1ℓ=10㎗が基準となります(問題によっては1ℓ=1000㎖も使います)。
23㎗は□ℓ□㎗ですか?という問題があったとします。
23㎗の中に10㎗は2つあるのでまずは2ℓ、そして残りの3㎗なので答えは2ℓ3㎗となります。
逆も同じで、
3ℓ8㎗は□㎗ですか?という問題だと、3ℓは30㎗なので、30㎗と残りの8㎗を合わせて38㎗と考えます。
速さの単位変換
小学5年生で出てくる速さの単位変換。秒速から時速に変換したり、時速から分速になおす問題が良く出ますがコツを押さえればすぐに解くことができます。
パターンは6つあります。
- 時速から分速になおす
- 時速から秒速になおす
- 分速から秒速になおす
- 分速から時速になおす
- 秒速から分速になおす
- 秒速から時速になおす
【考え方の例】
秒速20mを分速になおすとき
秒速20mとは1秒で20mすすめるということ。1秒を1分にするためには×60をすれば良いので(1秒×60=60秒=1分)20mにも×60をする。
答えは分速1200m。
分速120mを秒速になおすとき
分速120mとは1分で120mすすめるということ。1分を1秒にするためには÷60をすれば良いので(1分÷60=1秒)120mにも÷60をする。
答えは秒速2m。
「×60」か「÷60」をして出すのが速さの単位変換です。
体積の単位変換
小学5年生で出てくる体積の単位変換。㎤を㎥に変換したりその逆が出てきます。
1㎥は1000000㎤というのを覚えても良いですが、覚えるのが難しい場合は、1辺が1mの立方体で覚えましょう。
1辺が1mの立方体の体積は1m×1m×1mで出すことができます。
それを全て㎝になおしてみましょう。
1m×1m×1m=1㎥
↓
100㎝×100㎝×100㎝=1000000㎤
1m=100㎝という関係を覚えているだけで単位変換ができるので使ってみてください。
この単位変換にピンとこない場合はまずは「面積」からやり直してみましょう。
面積も同じく㎠を㎡に変換したりその逆が出てきます。
これも1辺が1mの正方形で考えます。
正方形の面積を出すためには1m×1mをします。
これを㎝に変換して考えます。
1m×1m=1㎡
↓
100㎝×100㎝=10000㎠
苦手な子への教え方
子供に教える時に大切なことは言葉の使い方です。「違う!」「なんで解けないの?」「他の子はできているよ?」というようなネガティブな言葉は使わないようにしましょう。特に算数数学が苦手な子は数字や言葉を理解するのに少し時間がかかることがあります。しかし、慣れてくれば解けるようになります。なぜなら、算数は数字が違うだけで解き方は同じなのですから。
記事とプリントについて
この記事は、算数が苦手な子専門の個別指導塾/数楽の家によって書かれています。たくさんの子ども達と関わった経験から「こうしたらもっとよくなります!」を発信していますので参考にして頂けましたら幸いです。