今回は「かけ算」の簡単な覚え方をご紹介!
小学生になり足し算引き算ができるようになったと思ったら次に出てくるのが「かけ算」! 算数で最初につまずくと言われている所ですね。 ここに引っかからないかどうかで次に習う「割り算」のできも変わってきますのでぜひ参考にしてください。
九九が覚えられない……
「九九が覚えられません!」という相談がよくあります。
学校の授業でする100マス計算も途中までしかできないし、口頭で言わせると所々間違っている、どうすればいいんでしょうか、、、、
自分の子だけかも、と心配に思われるかもしれませんが、
みんなが通る道なのでそんなに気にしなくて大丈夫です。
掛け算ができない子に絶対言ってはいけない言葉
大人から見れば簡単なかけ算であっても、子どもの立場から見たら超難問に思えます。
なので「なんでできないの⁉」や「これくらいわかるでしょ⁉」というような言葉は絶対に使わないでください。そんな言い方をされると子どもは、「自分はできない子」と思ってしまい、余計にできなくなってしまいます。
先ずは1の段からでもOK!
ではどうしたら掛け算九九ができるようになるのでしょうか、、、、
かけ算が苦手な子にはまずどの段が苦手なのかを聞いてください。
「どこが分からないのか」が分かっていなければ1の段から順に聞いていきましょう。
そして苦手な段が判明したらそこを重点的に繰り返ししましょう。
最初は、間違って覚えないように親が正解を言いながらでも大丈夫です。
慣れてきて間違えないようになったら自分で考えながらさせましょう。
逆にしたら分かる⁉
子どもは純粋です。それが裏目に出ることもあります。例えば7の段が分からなかったら一生懸命7の段をしますが
数字を逆にするのも一つの手です。どういうことかと言うと、
例えば、7×4が分からなければ、4×7で考えさせてください。
そうすると7の段ではなく4の段になり意外とできたりします。
「7×4」も「4×7」も同じことなのでどちらで覚えても大丈夫です。
日常にかけ算をちりばめる
勉強や物事を覚えるときに大事なのは時間よりも回数と言われています。
極端な話ですが24時間ぶっとうしで英単語を暗記するのと1日1時間を24日したのでは後者の方が暗記力は高まります。
かけ算九九にもそれと同じことがいえるので、日常の中に出来るだけかけ算を入れてあげてください。
例えば、「家族4人に飴を2個づつ配って~」というような感じです。
運動しながら
かけ算を楽しみながら覚える最高の方法があります。
それは運動しながら掛け算問題を出してあげるということです。
例えば、子どもとキャッチボールをしながら「2×3は?」と問題を出してあげます。この方法の元は東大生が受験勉強の時に散歩しながら英単語を暗記したらとてもよく覚えられた。というとこからきています。
それを小学生バージョンにすることで楽しみながら自然と掛け算ができるようになります。小学生は体を動かすことが大好きなので「掛け算の練習したくない!」という子供にも有効です。
キャッチボールじゃなくてもサッカーやランニング、縄跳びや一輪車など色んなときにできますのでぜひ試してみてください。
どうしても苦手意識が強い子は
何回も間違えるし覚えられない!かけ算なんて嫌いだ!という子もいますのでその場合は
無理をして覚えさせるよりも自然と覚える方法をとったほうがいい場合があります。
自然に覚える方法とは「耳で聞く」という方法です。
人間は耳から聞いたことを記憶できますが特に子どもはそれが強いので耳で聞いて記憶させてみましょう。子どもが
テレビCMだったり、親の口癖だったり、学校ではやってる言葉だったり、
どこでそんなの覚えたの⁉というような言葉をつかっている経験があると思います。
それは覚えようとして覚えたわけではなく自然と耳に入った言葉を記憶してるだけです。
方法はかけ算の音楽テープを家で流してあげるだけ、
そんなのでいいの?と思われるかもしれませんがこれが意外と効果が高いのです。掛け算のテープが無ければYouTubeなどに出ているのでそれを使ってください。
特に効果的なのは寝る直前と寝起きです。
寝る前は嫌がる子もいるので朝の寝ぼけている状態が良いかもしれませんね。
朝はぼーっとしていますが耳には残るのでそれを積み重ねることで、自然と覚えることができます。
何も大音量でかける必要はないので、音量は小さくても耳に聞こえるくらいで流してあげてください。
そして掛け算九九を覚えれたら、「実は、音で聞き流したから覚えられたんだよ」と教えてあげましょう、そして
覚えられて凄いね!と褒めてあげてください。
そうすることで子どもの成功体験にもなり自身にも繋がります。
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。
最後に
算数(数学)は積み重ねの教科です。特に掛け算は基本中の基本なのできちんと覚えれるまでしましょう。掛け算九九の覚え方を紹介しましたが、これが全てではなく一つの方法ですので、他にもやり方があって、それが子どもに合ってそうならそれを使ってあげてください。