約数の練習ができる問題プリントです。小学5年生の算数で学習する約数が苦手な小学生用プリントなので、基本的な数字から練習ができます。考え方や解き方なども合わせて解説していますので、ホームスクーリング(自宅学習)や復習、宿題などにお使いください。
約数のプリント
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約数とは
約数とは簡単に言うと「割り切れる整数」のことを言います。例えば、6を割れる数を考えると、6÷3=2で割り切れることができるので3は約数と言えます。6÷4は1あまり2で割りきることができないので4は約数とは言えません。式で表すと下記のようになり6の約数を見つけることができます。
6÷1=6 で割り切れる ◯
6÷2=3 で割り切れる ◯
6÷3=2 で割り切れる ◯
6÷4=1あまり2 で割り切れない ×
6÷5=1あまり5 で割り切れない×
6÷6=1 で割り切れる ◯
になるので6の約数は(1、2、3、6)の4つになります。
約数の解き方
約数の問題を解くときはかけ算で考えるようにしましょう。例えば、6の約数を探すとき、掛けて6になるのは1×6、2×3なので6の約数は(1、2、3、6)の4つ、というふうにできます。
- 12の約数
掛けて12になるには1×12、2×6、3×4になるので12の約数は(1、2、3、4、6、12)の6つ。 - 13の約数
掛けて13になるには1×13しかないので、13の約数は(1、13)の2つ。 - 25の約数
掛けて25になるには1×25、5×5、になるので25の約数は(1、5、25)の3つ。※同じ数は1つにまとめる。
1の書き忘れに注意!
約数の問題に答えるとき、1を書き忘れることがあるので注意しておきましょう。約数とは「割り切れる整数」のことであり、15÷1=15、20÷1=20など、1で割り切れるので1も約数に入ります。
約数はこれで必要になる!
約数は「約分」で必要になります。約分とは、分数の分母と分子の数を小さくするために「同じ数で割る計算」のことを言い、小学5年生の算数で学習します。約分は中学校でも使うので必ずできるようになっておきましょう。
約数が苦手な場合
約数がスラスラでてこない…という時は、割り算や掛け算が曖昧な可能性があります。基本となる計算ができているか確認しておきましょう。算数は、繰り上がり繰り下がりの計算、かけ算わり算ができていないと全てにおいて時間がかかってしまいます。1桁の計算からでもいいのでスラスラ解けるように練習しておきましょう。
記事とプリントについて
この記事は、算数が苦手な子専門の個別指導塾/数楽の家によって書かれています。たくさんの子ども達と関わった経験から「こうしたらもっとよくなります!」を発信していますので参考にして頂けましたら幸いです。
プリントも、実際の授業で使ているものからさらに厳選して掲載していますので、テスト勉強や予習復習、宿題としてもお使い頂けます。学校に通ってない(不登校)生徒やホームスクーリングを取り入れているご家庭、中学受験に向けて動き出している方の自宅学習用としてもお使いください。