中学1年生の最初の授業で習うのが正の数、負の数です。
新学期が始まってしばらく経ちました。新中学1年生の子たちは新しい環境に慣れるために必死だと思います。そんな中で増えてきているのは「数学の最初の授業が分かりません」という相談です。
原因はいくつかありますが
1番の原因はやはり新型コロナウイルスの影響で休校が続いてしまいその分の授業コマが増えた事だと考えられます。
授業コマが増えたと言っても、1コマの時間を短くしているので、トータルの授業時間は変化ないように思えますが、
子どもたちの体感は違うようです。
授業のコマ数が増えた事で新しく習う内容も増えますし、コロナ休校で体力が落ちている子には、余計に疲れると思います。
義務教育で習う内容は、範囲が決められているので詰め込んででも教えないといけないので、仕方ありませんが子どもたちの負担は大きくなります。
特に数学の分野にはそれが見られます。
1番ダメージを受けているのが新中学1年生です。
「小学校の算数」から「中学校の数学」になると、新しくー(マイナス)という分野を学びます。
本来はこのマイナスを理解させる為には時間をかける必要があります。ですが授業スピードが速くなっているので、説明が簡略化されてしまい混乱する子が出てきています。
実際の問題はこんな感じです↓
大人は、中学校を経験しているのでマイナスが出てきてもさほど難しくはありませんが習いたての新1年生には難しいと思います。
しょっぱなが分からなくて、
「あー、もう授業についていけない………」
「学校行きたくない…」
と思ってしまいがちですが、まだあきらめるには早いんです!
実はできなくても大丈夫⁉
実は上記の画像のような問題は理解できなくても大丈夫なんです!(もちろん理解できればそれに越した事はありませんが)
何故なら、そこは中1の最初のテストにしか出ないから!
※中1の最初のテストには授業内容としておそらく出るので
理解しておかないと点数はとれませんが、長い目で見ると大丈夫。
何故、上記のような問題があるのかというとマイナスを理解させる為に、
段階的に覚えてもらおうとして作られたものなのです。だから最初だけのものになります。そこができなくてもマイナスの計算ができていれば中学校の数学はできます。
子どもが初めての中学校だと勝手が分からず不安に思えるかも知れませんが大丈夫です。もし、どうしても気になれば、担任の先生や、数学の先生に聞いてみると丁寧に教えてくれますのでより安心するでしょう。
マイナスの次は文字!
マイナスの計算ができるようにならないと次は文字が出てきます。小学校では「X」が出てきたと思いますが中学校では「X,Y,Z、a,b,c,d」とたくさんの文字が出てきます。特別難しいことはありませんが、マイナスが理解できていないと、
「分からないマイナス」に加えて「文字」が積み重なるので「もうどうすればいいか分からない!」状態になってしまいます。
前年よりも授業スピードが速いでしょうから、マイナスを習ったらすぐに文字も入ってくると思われます。
そして次は方程式
「マイナス」「文字」ときたら待ってましたとばかりに「方程式」が来ます。
この流れで聞くと「できるのか心配だ…」と思われるかもしれませんが一つひとつを理解していけば簡単に解けますので怖がることはありません。
もし理解できなかったら??
もし学校の先生に聞いて分からなかったら
塾に通っている子は塾の講師に聞けばいいですし、最近ではYouTubeにも解説動画がたくさん上がっているのでそれを見るのも一つの手です。
(ちなみに数楽の家のYouTubeにも出てますのでよかったら) YouTubeはこちらをクリック!
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。