計算機の使い方
2以上の整数を入力すると、素因数分解して「〇×〇×〇」と表示されます。※小数や1以下の数はエラーメッセージが出ます。※半角での入力になります。
素因数分解は中学1年生の数学で習う単元です。「素数の意味」「2乗・3乗の形」「約数」などがポイントになります。割り算や56÷□=8などの計算が苦手だと、素因数分解するのに時間がかかるので計算の練習をしておきましょう。
素因数分解とは
素因数分解とは、簡単に分かりやすく言うと「素数のみの掛け算の形で表すこと」を指します。例えば12は「2×2×3」、21は「3×7」、40は「2×2×2×5」に分解することができます。
素数とは
素数とは、「割れる数が2つしかない数」のことです。例えば、5は5÷1と5÷5しかなく、割れる数が2つしかないので素数と言えます。6は6÷1、6÷2、6÷3、6÷6など割れる数が2つ以上あるので素数ではありません。1は1÷1しかなく割れる数が1つしかないので素数ではありません。
素因数分解のやり方
素因数分解をするときは、「2・3・5・7・11」で割れるかどうかを考えていきます。
例えば、30は、3で割ることができて10になります、10は2で割ることができて5になります。「割った数」と「最後に残った数」をかけ算の形にしたものが答えになります。
30は「3×2×5」に素因数分解できる。
例えば、70は、2で割ることができて35になります、35は7で割ることができて5になります。「割った数」と「最後に残った数」をかけ算の形にしたものが答えになります。
70は「2×7×5」に素因数分解できる。
※割れる数を探すときに、「2・3・5・7・11」以外にも「13・17・19・23」などの数がありますが、計算が苦手な場合はひとまず、「2・3・5・7・11」で探してみましょう。
同じ数字があるとき
素因数分解の答えが「2×2×2×5」などになるときは、2乗や3乗の形に直しましょう。「2³×5」が最終的な答えになります。72は「2×2×2×3×3」になるので「2³×3²」が最終的な答えになります。
素因数分解の練習問題プリント
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苦手な場合
素因数分解が苦手で計算間違いが多い、途中から解き方が分からなくなるという場合は、小学5年生で習う「約数」や「わり算」がスラスラ解けるかどうかを確認してみましょう。例えば「24を割れる数は何か」という考えで、24÷2、24÷3、24÷4、24÷6、24÷8、24÷12、24÷24、などがすぐに出てこない時は「何で割れるのか」の感覚が弱いので練習が必要になります。
ここも確認!
中1の最初に習う「正の数負の数の計算」はとても大切な単元ですが、曖昧なままで放置されていることが多々あります。「+3+4」「+5-9」「-2-8」や「+5×(-9)」「-2×(-8)」の計算がスラスラ解けるかどうかを今のうちに確認しておきましょう。
記事とプリントについて
この記事は、算数が苦手な子専門の個別指導塾/数楽の家によって書かれています。たくさんの子ども達と関わった経験から「こうしたらもっとよくなります!」を発信していますので参考にして頂けましたら幸いです。
プリントも、実際の授業で使ているものからさらに厳選して掲載していますので、テスト勉強や予習復習、宿題としてもお使い頂けます。学校に通ってない(不登校)生徒やホームスクーリングを取り入れているご家庭、中学受験に向けて動き出している方の自宅学習用としてもお使いください。