倍数と公倍数が苦手な小学５年生用の練習問題プリントです。言葉の意味や考え方がわからないと解けない単元ですが、コツやポイントが分かればすぐにできるようになります。
学校の授業が理解できない、テストが解けなかった、という小学生の為に作られたプリントなので基本問題が中心です。苦手克服にお役立てください。
このプリントを解くと分かること
倍数と公倍数の言葉の意味や解き方が理解できているかの確認ができます。
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無料でダウンロードできる算数プリントですが、家庭内での個人利用以外は利用規約を一読して下さい。
解き方・ポイント説明
倍数とは
倍数とはかけ算九九と一緒です。
3の倍数を小さい方から５つ答えなさい。だったら、３、６、９、12、15、が答えになります。(３の段と一緒)
８の倍数を小さい方から５つ答えなさい。だったら、８、16、24、32、40、が答えになります。(８の段と一緒)
※倍数は無限にあるので「小さい方から〇つ答えましょう」などの書き方をします。
公倍数とは
公倍数とはどちらにもある数のことです。
例えば、「２と３の公倍数を５つ答えましょう」という問題では、
まずは２と３の倍数をそれぞれ５つくらい書き出します。
２の倍数→ 2，4，6，8，10
３の倍数→ 3，6，9，12，15
２と３の倍数を見ると両方ともに共通している数字があります。
ここでは「６」が共通しています。この6が２と３の公倍数です。
公倍数も無限にありますが、最初の1つを見つけてしまえばOKです。
なぜかというと、６の次の公倍数は12、その次は18、その次は24…と続いていきます。
どういうことかというと、最初の公倍数が６なので「６ずつ増えていく」ということです。
なので答えは、６、12、18、24、30、になります。
もう1問解いてみましょう。
「４と６の公倍数を５つ答えましょう」
まずは４と６の倍数をそれぞれ５つくらい書き出します。
４の倍数→ ４，８，12，16，20
６の倍数→ ６，12，18，24，30
４と６の倍数を見ると両方ともに共通している数字があります。
ここでは「12」が共通しています。この12が４と６の公倍数です。
４と６の最初の公倍数が「12」と分かったので、12の次の公倍数は24、次は36…と「12ずつ」増えていきます。
なので答えは、12、24、36、48、60、になります。
掛け算を見直す良い機会
倍数と公倍数では、掛け算が欠かせません。掛け算がうろ覚えだったり、スムーズにでてこないと時間がかかってしまいます。今まで、何となくでやり過ごしていた生徒は、良い機会だと思ってもう一度かけ算九九を見直してみましょう。
※ちなみに次の単元の「約数と公約数」では割り算が必要になります。
最小公倍数
算数や数学に出てくる言葉は漢字から意味を読み解くことができます。
「最小公倍数」は最も小さい公倍数のことです。
例）２と３の公倍数は「６、12、18、24、30…」と続いていきますが、この中で
最も小さい公倍数は６になります。なので最小公倍数は６。
例）４と６の公倍数は「12、24、36、48、60…」と続いていきますが、この中で
最も小さい公倍数は12になります。なので最小公倍数は12。
苦手な子への教え方
子供に教える時に大切なことは言葉の使い方です。「違う！」「なんで解けないの？」「他の子はできているよ？」というようなネガティブな言葉は使わないようにしましょう。特に算数数学が苦手な子は数字や言葉を理解するのに少し時間がかかることがあります。しかし、慣れてくれば解けるようになります。なぜなら、算数は数字が違うだけで解き方は同じなのですから。
このプリントの製作者
算数が苦手な小学生専門の個別指導学習塾/数楽の家
算数が嫌い、苦手意識がある、数字すら見たくない、算数の日は学校に行きたくなくなる、という生徒たちを算数が「楽しい！」「面白い！」と思えるような授業で克服に導く場所です。原因は何なのか、いつからそうなったのか、という理由をピンポイントで見つけ出して、一つひとつクリアにしていきます。
授業内容はひたすらプリントを解かせる。ではなく、「なぜそうなるのか」という理由を優しく解説しながら進めていきます。勉強法やテスト対策のアドバイスも行っています。
福岡県福岡市に場所を構えており、対面授業のほかにも算数数学オンライン授業や親御さん向けの正しい算数の教え方講座なども行っています。また、不登校の生徒に対応できる塾でもあります。
講師紹介
倉永 将太朗
チキン南蛮と地鶏が美味しい宮崎県出身
自身も算数数学で苦労した経験があることから、同じ思いをしている子ども達の心に寄り添いながらの授業を行っています。多くの生徒さんに喜んでいただき、現在は
福岡県でナンバーワンの口コミ数
をほこり、予約がなかなか取れない塾となりました。
