小学生の算数で習う「速さ」が苦手な小学5年生用の練習プリントと解説が載っているサイトです。
算数が苦手な子専門の個別指導塾の先生が
簡単に理解できるようにわかりやすく解説しています。
速さの単元では時間、道のり ( 距離 )、秒速、分速、時速などの計算や公式を覚える必要があります。覚え方のコツやポイントも載せていますので、学校の授業が理解できない、何回勉強してもわからないという場合にお使いください。
このプリントを解くと分かること
速さの計算や単位変換などの解き方を理解できているかが確認できます。
※画像をクリックするとPDFに飛びます
無料でダウンロードできる算数プリントですが、家庭内での個人利用以外は利用規約を一読して下さい。
速さの公式の覚え方
文章問題では、何を答えれば良いのかによって計算方法が変わってきます。
道のりなのか、時間なのか、速さなのか。すぐに計算できるようになるためには公式を覚えておきましょう。
- 道のり=速さ×時間
- 速さ=道のり÷時間
- 時間=道のり÷速さ
この公式が覚えにくい時は、円のなかに「みはじ」と書いた図で覚えておきましょう。
「みはじ」と「きはじ」の違い
速さの単元で、公式を覚えるときに使われる「みはじ」。学校によっては「きはじ」と教えることもありますがどちらが正しいのでしょうか?答えはどちらも正解です。しかしどちらかと言うと、みはじの方が良いのでは…と思っています。
なぜなら……
「み」は道のりで、「き」は距離のことです。道のりは普通の道を進むこと、距離は目的地までの直線距離のことをさします。
例えばこんな問題があったとします↓
2㎞を50分で歩いた人の速さは、分速何mですか?
常識的に考えて歩くなら普通の道を普通に歩きますよね。直線に進もうとして、塀をよじのぼったり建物の中を通ったりはしないので、「道のり」で表すのがいいのではないかと個人的には思っています。
速さとは
単位時間で進む道のりで表したものを速さと言います。このとき,単位時間を1時間としたときの速さが時速,1分間としたときが分速,1秒間としたときが秒速となります。
簡単に言うと……
- 1秒でどれだけ進むことができるか
- 1分でどれだけ進むことができるか
- 1時間でどれだけ進むことができるか
を表したものです。
単位変換のやり方
単位変換では6つのパターンがあります
- 時速から分速になおす
- 時速から秒速になおす
- 分速から秒速になおす
- 分速から時速になおす
- 秒速から分速になおす
- 秒速から時速になおす
【考え方】
秒速20mを分速になおすとき
秒速20mとは1秒で20mすすめるということ。1秒を1分にするためには×60をすれば良いので(1秒×60=60秒=1分)20mにも×60をする。答えは分速1200m。
分速300mを時速になおすとき
分速300mとは1分で300mすすめるということ。1分を1時間にするためには×60をすれば良いので(1分×60=60分=1時間)300mにも×60をする。答えは時速18000m。
分速120mを秒速になおすとき
分速120mとは1分で120mすすめるということ。1分を1秒にするためには÷60をすれば良いので(1分÷60=1秒)120mにも÷60をする。答えは秒速2m。
時速6000mを分速になおすとき
時速6000mとは1時間で6000mすすめるということ。1時間を1分にするためには÷60をすれば良いので(1時間÷60=1分)6000mにも÷60をする。答えは分速100m。
中学校でも速さが出てきます
小学校の算数で習う速さは、中学校の数学でも関係してきます。
例えばこんな問題が出ます↓
A君は家から800m離れた駅まで歩きました。はじめは毎分40mで歩いていましたが途中から急いで毎分50mに変えたら、 17分で駅に着きました。速さを変えたのは家を出てから何分後ですか?
中学生になると、文字(xやy)が入ってくるので更にややこしく思えます。
しかし基本となる部分は、小5で習うものなので今のうちに苦手を克服しておきましょう。
※ちなみに上記の問題の式はこんな感じになります↓
800=50x+40 ( 17-x)
このプリントの製作者
算数数学が苦手な子専門の個別指導学習塾/数楽の家
算数が嫌い、苦手意識がある、数字すら見たくない、算数の日は学校に行きたくなくなる、という子どもたちを算数が「楽しい!」「面白い!」と思えるような授業で克服に導く塾です。難しいと感じる原因は何なのか、どこまで分かっていてどこから分からないのか、などをピンポイントで見つけ出して、一つひとつクリアにしていきます。
授業内容はひたすらプリントを解かせるような反復練習はほとんどせず、「どんな考え方をしたのか」「なぜそう思ったのか」などを不快に思わないようにヒアリングしていきます。勉強法やテスト対策のアドバイスも行っています。
福岡県福岡市に場所を構えており、対面授業のほかにも算数数学オンライン授業や親御さん向けの正しい算数の教え方講座なども行っています。また、不登校の生徒に対応できる塾でもあります。
講師紹介
倉永 将太朗
チキン南蛮と地鶏が美味しい宮崎県出身
自身も算数数学で苦労した経験があることから、同じ思いをしている子ども達の心に寄り添いながらの授業を行っています。多くの生徒さんに喜んでいただき、現在は
福岡県でナンバーワンの口コミ数
をほこり、予約がなかなか取れない塾となりました。