損益算の基本問題が練習できるプリントです。基礎的な内容なので算数(計算)が苦手な小学生でも解くことができます。利益の求め方、仕入れ値の求め方、定価の意味などをわかりやすく解説しているので中学受験やSPIなどの一般常識の練習にもなります。小学5年生で習う「割合」の応用になるので損益算が解けない、わからない‥‥という場合は、割合の練習から始めてみましょう。ホームスクーリング(家庭学習)にもお使い頂けます。
損益算の基本問題プリント
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割合が理解できているか
損益算は中学受験でよく出てくる単元ですがこれを解くためには「割合」を理解しておく必要があります。「比べられる量」や「もとにする量」などの意味や%を出す公式などがスラスラできないと損益算は難しく感じてしまいます。まずは割合の問題が解けるかどうかを確認してみましょう。
割合の練習問題プリント
言葉の意味
- 仕入れ値とは、販売するお店が生産元や卸売り業者から商品を購入する際の値段です。原価とも呼ばれます。
- 定価とは、仕入れ値と利益を合わせたもので販売価格とも言います。例)100円で仕入れたチョコに20円の利益を乗せて120円で販売する時、120円が定価。
- 利益とは、販売価格から仕入れ値を引いた数字になります。例)100円で仕入れたアメが160円で売られていたので利益は60円。
損益算の簡単な解き方
損益算を解くコツは、もとにする量(100%)がどれなのかを見つけることです。例えば、「原価が2000円の商品に40%の利益を乗せて定価を決めました。定価はいくらですか?」という問題があったとします。もとにする量が2000円という事が分かれば2000円=100%を使って40%を求めることができます。
割合ができたら
割合の考え方が分かる場合は計算のスピードを上げるために「公式」を覚えましょう。
SPI損益算で使う3つの公式
利益の公式 [ 利益 ] = [ 売価 ] – [ 原価 ]
利益率の公式 [ 価格 ] = [ 原価 ] × ( 1 + [ 利益率 ] )
割引率の公式 [ 売価 ] = [ 定価 ] × ( 1 – [ 割引率 ] )
中学受験に向けて
中学受験を目指している小学生には「ここだけは絶対に覚えておく必要がある!」という単元がいくつかあります。ここが抜けていると点数が上がりにくくなるので確認をしておきましょう。
- 小数と分数の計算
- 速さ
- 割合
- 単位量当たりの大きさ
- がい数
- 面積の求め方
- 角度
記事とプリントについて
この記事は、算数が苦手な子専門の個別指導塾/数楽の家によって書かれています。たくさんの子ども達と関わった経験から「こうしたらもっとよくなります!」を発信していますので参考にして頂けましたら幸いです。