皆さんこんにちは!算数オンライン家庭教師/数学の家の倉永です!
今回は考えの違いについてです。
ある有名心理カウンセラーの方がTwitterに投稿した内容で、日本とインドの子どもへの『教えの違い』が注目を集めていました。
日本では子どもに「人に迷惑をかけることはしてはいけない」と教える親が多いでしょう。
「何事においても周りへの配慮を欠かさないこと」が、日本人にとっては1つの美徳となっています。
一方、インドではこのように子どもに教えるのだそうです。
「あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」
日本人は「人に迷惑かけちゃダメ!」と子どもに教えることが多い。
それに対しインドでは「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」と教えるそうです。
迷惑をかけながらでしか生きられないそう思うと
周りの全てのモノに感謝できそうな気がする。
「周りに迷惑をかけないこと」を強調する日本とは対照的に、「人を許してあげなさい」と教えるインド。
「人は失敗するものだから、許す心を持ちましょう」という教えは、子どもへのプレッシャーも少ないように感じます。
もちろん、どちらの教えが正解ということはありません。
何事もバランスが大切ではありますが、「お互い様の心」で人に感謝の気持ちを持てるようになりたいですね。
この考えはとても素晴らしいです。
日本人はまじめな人種であり子どもは純粋なので、親から
「周りに迷惑をかけてはダメ!」と言われると、
委縮してしまい何もできなくなります。これは子ども自身で何が迷惑をかけることなのかが判断できないからです。
何もできなくなると、消極的な性格になり、自分で物事を判断できないようになります
では具体的に迷惑とは何を指すのでしょうか?
辞書にはこんな風に載っています
ある行為がもとで、他の人が不利益を受けたり、不快を感じたりすること。また、そのさま。
なるほど納得しますが、子どもに説明するにはちょっと難しいですね
なので子どもに説明するときは、人に迷惑をかけないという事は、
「自分がされて嫌な事は人にもしない」と言いましょう。
もちろん素直に聞いてくれる子とそうでない子がいます。
そこで無理して大声をだしてどうにかこうにか従わせようとはしないでください。
大声を出して抑えつければ、子どもの記憶には、「嫌な記憶」でしか記憶されません。それでは意味が無いので、
怒鳴り散らかさずに、何回も「自分がされて嫌な事は人にもしない」と繰り返し聞かせてあげましょう。
子どもは意味もなく言う事を聞かなかったり自分のことを棚に上げたりします。
私も小学生4年生でかいけつゾロリという本を読んでいたのですが
6年生になった時に、低学年の子が同じ本を読んでいるのを見て
「だっさ!まだそんな幼稚な本読んでるん!」とののしった事を今でも覚えています。
子どもとはそんなものです、
親がかばってあげる?
子ども同士のけんかや言い合いの時に、親が口を出して制す場面を見ることがあります。
例えば、男の子二人で女の子一人に嫌な事をしているとしましょう、
女の子は強く言い返せる性格ではないので、男の子の攻撃を受けっぱなしです。
それを見かねた男の子の母親が怒鳴り込んできて男の子達を制しました。
その場は収まりましたが、親がいなくなった後、
怒られた男の子たちは女の子に向かって「お前のせいで怒られたやん!」と言いました。
親が介入することでその場は収まるかもしれませんが
結局は、見えない所でぶり返します、しかも大人に怒られた恨みをプラスして暴言はエスカレートします。
ではどうすればよかったのでしょう?
絶対の正解はありませんが、大人は介入せずに後から子どもと話し合った方がよかったかもしれませんね。
子どもと話して「どうすればよかったのか」「嫌な事を言われたらどう言い返せばよいのか」
を見つける、そして次言われたときに備える
それを繰り返すことで問題に対しての切り抜け方が身に付き
それは大人になっても役に立ちます
数楽の家
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