算数数学の計算ミスが多いと減点になり部分点しかもらえずにテストや受験で不利になります。原因は人それぞれです。ミスをなくす方法や対策はあるので直らないことはありませんがケアレスミスが多すぎると自信が無くなりイライラしたり不安になったりします。ではどうすればいいのでしょうか？小学生中学生でもできる簡単な方法をご紹介しますので参考にしてください。
途中式、計算過程をしっかり書く
中学校の数学は小学校の算数とは違い複雑な計算を求められます。頭の中で計算する癖がついているとそれをそのまま中学でもしてしまいます。頭の中で計算すると目で確認することができないので間違いやすくなりますし、どこをどう間違ったかが分かりません。そうならないように、できるだけ途中式を書きましょう。例えば移項の計算問題は頭の中で計算できてしまいますが、一気に計算せずに移項させた状態の式まで書いてから計算をする。そうすれが符号のつけ忘れなどのミスが無くなります。
途中式を書く癖は小学生の時から付けるようにしましょう。小学４年生頃に「計算のきまり」というカッコの中を先に計算するという単元があります。そのあたりから途中式もしっかり書くようにしておけば中学生、高校生になってもミスが少なくて済みます。
本当に合ってるか確認をする(検算する)
途中式までしっかり書けて、答えが出た！はい、次の問題に行こう～、となりますが、ちょっと待ってください。最後に「本当にこの答えであっているのか」の確認をしましょう。
算数数学は、確かめ算ができる問題が多々あります。
例えば
- 方程式の問題（ｘやｙに答えを代入して確認ができる）
- 因数分解したら展開して元の式に戻るか確かめる。
- 時間(秒、分、時間)や距離の文章問題で答えにマイナスがついていないか
- 一次関数や二次関数のグラフに数字を当てはめてみて妥当かどうかを判断
などがありますのでテストや入試でミスをしないように最後の確認をしましょう。高校受験、大学受験などは問題数が多くてとりあえず最後まで解きたいから確認せずに解いていくという方法をとる生徒がいますが、確認をせずに答えが間違っていたら元も子もありません。
絵や図を書いてみる
文章問題は「文章を読み取って式に直し計算する」ものですが立てた計算式が違っていたら意味が無いので、そうならないようにできるだけ絵や図を書いてみましょう。そして数字を書き込めるものであれば全て書き込みましょう（図形、グラフなど）
文章だけでは分かりづらくても図に表してみると「見えてくる」ものがありますし、目で見て確認ができるので計算ミスも少なくなります。
小学生は数字をきれいに書く所から
何事も最初が肝心なのと一緒で計算ミスしやすくなるかどうかも小学生１年生からで決まります。小学生の使うノートにはマスがついていますよね。その１マスに1つの数字を丁寧に書く所から始めましょう。１マスに１つの数字を書く理由は、数字の位を間違えないためと、見やすくするためです。１マスにいくつも数字を書くと詰め詰めになってしまい字が汚くなったり見間違いをしたりします。
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。
最後に
今紹介したものは基本的なものですが意外と忘れがちな所です。スピードを重視したり面倒くさがって計算を省略しても間違えたら意味が無いので１つ１つ丁寧に解いていきましょう。自分の将来のために少しずつでも改善できるといいですね。
