人はいつか「親」になります。
でも親になるのは免許もいらないし教科書もありません。
どうすればいいか手探りの状態で子育てが始まります。
毎日が忙しく大変な中でどうやって子育てすればいいか悩む方が多くいらっしゃるので
今回は「子どもの叱り方」を書こうと思います。
前提として「怒る」と「叱る」は違う
まず最初に覚えておいていただきたいことが「怒る」と「叱る」は全くの別物だということ。
怒るは、自分の感情に任せてギャーッとすることで、
叱るは子どもの為にどうしないといけないのかを伝えることです。
ここをはき違えるとただ感情に任せて怒鳴り散らすだけになるので
気を付けてください。
叱る前に褒める
子どもの生命に関わることや緊急の状況でない限りまずは褒めましょう。
どういうことかと言うと、
例えば、子どもがゲームばっかりしていてやめないとき、
「早くやめなさい!」ではなく「集中できてすごいね」から入りましょう。
これを言うだけでもだいぶ違います。
否定から入ると子どもは聞く耳を閉じてしまいます。
そうならないように先ずは褒めて聞く耳を閉じさせないようにしてください。
そしてもう一つ大事な事は
約束したことは徹底して守るようにしてください。
「ゲームは1時間だけね」と決めているとしましょう。でもいざゲームをすると1時間たってもやめないことがほとんどだと思います、
そんな時は「1時間でゲームを止めないときはもうゲームさせない」を付け加えてください
そしてゲームの時間が1時間たつ前にゲームのデータセーブしておくように言います。
そして、いざゲームをさせて1時間たってもやめないときは
その場でゲームを取り上げて1週間返さないでください。
子どもはかなり怒るかもしれませんが、ここで親が緩むと子どもは
「時間を守らなくてもいいんだ」と思ってしまうので、徹底して返さないでください。
子どもの生命に関わることや緊急の状況というのは
子どもが道路に飛び出そうとしているときや急がないと間に合わないときです
その場合は大きい声で怒ってもいいですが
そのあと必ずフォローを入れてください。
急いでいて怒った時は、
「あの時はどうしても間に合わせないといけなかったから怒ったけど、言う事を聞いてくれてありがとう」と後から伝えてください。
子どもはなんで自分が怒られたのか、親がなんで怒ったのかが分かりません。
このフォローが無いと
子どもはなんで怒られたのか理解できずにイライラが残ります。
このイライラは蓄積するので、これが溜まりにたまると
「なんでも反抗する子」になってしまいます。
また、子どもは自分がされた教育を自分の子どもにもするので負のスパイラルに入ってしまいます
小学生になったら今度は「なんで怒られたのか」を考える癖をつけさせてください。なんで怒られたのかを考えられない子は、同じことを繰り返してしまうので早めから自分で考えられるように叱ってください。
怒ってもいい?
じゃあ大人はいつも我慢して叱るに徹しないといけないのか、、、、
そんなことはありません、大人もイライラしてストレスが溜まります。
その時は怒ってもいいんです。
でも怒るときにどんな風に思って(感じて)怒ったのかを口に出して子どもに伝えてください
仕事で疲れてイライラしているときは、それをそのまま言えばいいです。
大人だからといっていつも子どもの手本となるために気を張らなくても大丈夫。
真面目な人は、子どもの前だからと気を張っています。
それでも悪くはないですが、親の方にイライラが溜まるので吐き出したい時は吐き出しましょう。
「ママは今仕事で疲れて帰ってきてご飯を作って、洗濯して掃除もしないといけないから早く終わらせたいけど、あなたが言う事を聞いてくれないと終わらないからママはきつくて死んじゃう!」
みたいな感じで言うといいと思います。
今の例文を縮めると「早く片付けなさい!」になりますよね。
大人から見てもどっちで説明された方がいいか想像つくと思います。
叱り方を変えることで子どもの反抗期の態度が全く変わってきます。
全く言う事を聞いてくれない子になるか、いやいやながらでも言う事を来てくれる子になるかは幼少期の叱り方で変わるので意識してみるといいかもしれませんね。
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