中学受験、高校受験前は不安でしょうがない気持ちになると思います。親からの期待で押しつぶされそうになり眠れない夜があったり、死にそうと思ったり。特に今年はコロナが原因で泣くなく塾なしで臨まないといけない生徒もいます、情報過多の時代、学校の学力検査やリセマム、偏差値ランキングのような情報サイトが気軽に見れ、余計に周りと自分の差が分かったり……
いくら自分のためとはいえそこを乗り超えるのは大変ですが自分なりの不安解消法を見つけておけばそんな悩みも和らぎます。受験を間近に控えた時期に試しておきたい、ポジティブになれるメンタルのケア方法を見ていきましょう。
溜め込まず人に話す
1人で考え込むと気分が落ち込むだけなので周りの人に思い切って話しましょう。受験をともに頑張る友達、学校の先生や塾の講師、両親になど話を聞いてくれる人はたくさんいます。もしリアルに話せる人がいなくても今は、SNS上で話すことも出来ます。匿名ということをフルに使って心の奥底にある不安をぶちまけるのも一つの手です。口に出したり書いたりすることで気持ちが楽になります。
自信が持てる日頃の習慣
自信がある人は輝いていて羨ましく見えます。
あの人みたいに自分も自信をもって受験日を迎えたい!と思いますよね?
では自信はどうやったら生まれるのでしょうか?
例えばプロスポーツ選手やコンサートでのピアニストは自信をもって堂々とパフォーマンスができています。なぜそれだけ堂々とできるのでしょうか?
それは毎日何時間も練習をしているからです。自分に足りないところを見つけて、それを克服するために全力で練習をする、それを繰り返すことで「あれだけ練習したんだから大丈夫!」という自信になります。
勉強もそれと同じです。
勉強を頑張ってきたという自信があれば、不安も小さくなります。
テストや過去問で間違えたところ、授業中に理解できなかったところを理解できるまでやり直して、「この問題が出たら絶対できる!」まで持っていければ自信になり不安も和らぎます。
また自分がどれだけ頑張ったかを目で見れるようにしておくと自信を強化することができます。
受験勉強中に使った教科書や書き込まれたノート、文房具などをとっておきましょう。教科書や参考書は何回も開いて見直せばそれだけ痛んだ後や汚れが付きますし、シャーペンではなく鉛筆で勉強すれば、短くなった鉛筆の本数だけ自分がどれだけ頑張ったかが分かります。カレンダーやスケジュール帳なども使い、いつどんな勉強をしたかを「書き残しておく」ことで後で見返した時の達成感につながります。
スケジューリングをする
模試や過去問を解いた結果は現時点での自分の実力です。
もし、その結果が悪い場合、そのことばかりを考えていると本当に合格できるのか不安になってきます。
しかしその悪い結果ばかり考えていても前には進めません。
すぐに行動に移りましょう。自分がどこを理解してないのかを整理していつまでにどこをできるようになるのかをスケジューリングしてみてください。
このスケジューリングがとても大切になります。やみくもに勉強していると、あとどことどこをすればいいのか分からず、不安になりモチベーションも下がります。そうならないためにどこをすればいいのか決めておくことで、ここまですれば終わり!という区切りが見えます。そうなるとメリハリがつきやる気を保つことができます。英語だったら文法と単語ができてないから、先に単語から覚えよう、単語は500個あるからそれを10日に分けて覚えるから1日に50個覚えればいい・・・というように細かく予定を立ててみましょう。
受験は100点を目指しますが100点をとれることはほとんどありません。
6割~7割を確実に得点ができれば合格ができると言われています。なので全部を覚えようと頑張るよりも自分が確実に解ける問題を一つずつ積み上げていくことが大事になります。
うまくいかなかった時のことも考えておく
失敗する時のことを考えない、第一志望の学校に受かることだけを考えて突っ走る。という考え方のほうがモチベーションが上がります!という生徒もいると思いますが、世の中に絶対はありません。だからこそ失敗したときに次はどうするのかを決めておくことが重要です。
次の事を決めておくことで何かあったときに動揺することなく行動することができますし、心に余裕も持てます。
受験に失敗したからといって死んだりはしませんし人生が終わるわけではありません。もちろん受かることに越したことはありませんが、人生においては「受験に受かるために一生懸命努力した」という過程のほうが大事なことです。
この記事を読んでいるということは、少なからず頑張って受験勉強をしていて不安だから読んでみたという生徒もいるでしょう。
受験に向けて頑張っているだけでもあなたは十分素晴らしいのです。友達と遊びに行くのを我慢して、ゲームやテレビを見るのを我慢して、一つの目標に向かって努力する、もうそれをしているだけで素晴らしいことです。それは誰にでもできることではありません。誇りに思うべきです。今の頑張りは将来の財産になります、無理をして体を壊さないように休憩や睡眠、時にはリフレッシュできることを入れながら受験までの道のりを頑張ってくださいね。
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。