植木算の簡単な解き方をご紹介!算数が苦手な小学生への教え方や公式の覚え方、基本の考え方などをわかりやすく解説していきます。練習問題プリントも無料でダウンロードできますのでお使いください。算数数学が苦手な生徒専門の個別指導学習塾だからこその教え方があります。
植木算の解き方
植木算が苦手な場合は、まずは絵を書くことから始めましょう。文章を読んで数字だけで考えようとすると解き方や公式が混ざってしまうことがあるので、目で見て考えられるようにするのがおすすめです。
また、数字を簡単にして考えてみる方法も良いでしょう。例えば、1周23520mの池のまわりに、同じ間隔で98本の木が並んで…などの問題は数が大きくてイメージがしにくいので、数字を小さくしてみると考えやすくなります。例えば1周40mの池のまわりに、同じ間隔で8本の木が並んで…など
・絵を書いて数字を書き入れる
・数字を簡単にしてみる
植木算が苦手な子用の練習問題プリント
数字を簡単にしているので計算がしやすいことと絵も載っているので数字を書き込むことができます。
簡単な数字で繰り返し練習することで解き方を定着させることが目的です。
解き方を覚えてしまえば応用問題などの数字が大きい問題でも解くことができます。
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植木算とは
植木算とは、『ある場所に木を同じ間隔で植えていった時に、木の本数や木を植えたときの間の長さを求める計算方法』になります。他にも「木の代わりに旗を立てる」問題や「校庭一周に同じ間隔で人が立つ」問題などがあります。
植木算の3つのパターン
- 両端に木を植えるパターン→ 「木の数=間の数+1」
- 両端に木を植えないパターン→ 「木の数=間の数-1」
- 円形に木を植えるパターン→ 「木の数=間の数」
公式は上記のような形になります。これを見ても理解できない、わからないという場合はまずは絵を書いて説明をしてあげましょう。無理して公式を覚えさせようとすると「算数嫌だ!」という思いが増えてしまいます。
例題
両端に木を植えるパターン
【問題1】
長さ12mの道路に、端から端まで3mおきに木を植えていくとき、木は何本必要になりますか。
【問題2】
道路に、端から端まで2mおきに5本の木が並んでいます。このとき、この道路の長さは何mになりますか。
両端に木を植えないパターン
【問題1】
家から公園まで12m離れており、この間に4m間隔で木を植えるとき、何本の木が必要になりますか。
【問題2】
電柱から電柱まで10mあります。この間に2m間隔で木を植えるとすると、間の数は何か所になりますか?
円形に木を植えるパターン
【問題1】
池のまわりに3m間かくで4本の木を植えたら全部の木がちょうど同じ間かくになりました。このとき池のまわりの長さは何mになるでしょう。
【問題2】
1周40mの池のまわりに、同じ間隔で8本の木が並んでいます。木は何mおきに並んでいるでしょう。
応用問題
次の長方形の土地(たて10m、よこ20m)の周りに、四隅も含めて5mの間隔で木を植えていきます。木は何本必要ですか。
※円の問題を解くときと同じ考え方になります。
中学受験で使われる計算
- 植木算
- 流水算
- つるかめ算
- 和差算
これらは中学受験で使われる「特殊算(とくしゅざん)」というものです。
普通の学校では出てこないので、なじみがないかもしれませんが中学校に入ると
文字を使って解けるようになるので無理して覚える必要はありません。
まとめ
わからない!できない!と思った時は無理に問題を解かせるのではなく、基本問題を解き直したり簡単な数から練習を始めてみましょう。算数が苦手な小学生は、数字が大きいだけで問題の意味が理解できなくなることがあります。
例えば10000ー459などの繰り下がりの引き算が分からなくても数字を簡単にして10ー4にしてあげると理解できるようになります。その子がどこまでなら理解できるのかを見つけることができれば、あとは少しずつ数字を増やしていくことで上達することができます。
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