小5の算数で習う割合は文章問題も出てきます。割合の意味や解き方をしっかり理解できていないと解くのが難しく「意味がわからない」「理解できない」という生徒がたくさん出てしまう単元です。苦手な子が練習できるプリントが欲しい、もっと分かりやすくて簡単で基礎(基本)をたくさん練習できるものが欲しい!という方にピッタリの練習問題プリントです。
このプリントで確認できること
- 割合の基本である%から小数になおせるかどうか
- 短い文章問題の解き方が分かっているか
- パーセントのイメージができているかどうか
- 〇%引きの問題の考え方ができているかどうか
割合の練習プリント
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無料でダウンロードできる算数プリントですが、家庭内での個人利用以外は利用規約を一読して下さい。
割合が苦手な生徒へ
数楽の家では、実際の授業で行っている指導方法を公開しています。今回は割合が苦手な生徒がどうしたらできるようになるのかをまとめた本を出版しました。「解けた!」「できるようになった!」という声が続出する方法なのでぜひ一度ご覧ください!
割合で出てくる問題
- 小数から%(パーセント)にする
- 百分率から歩合(割 分 厘)にする
- 数直線
- 円グラフ
- 小数分数が入る文章問題
解き方・ポイント解説
小数から%(パーセント)になおすのが苦手な子はまずは、
割合の基本、「100%=1」から覚えましょう。
そこから、半分は「50%=0.5」、10分の1は「10%=0.1」と覚えていきましょう。
文章問題は「は」と「の」がポイントになります。
「は」はイコールのことで「の」はかけ算のことです。これを使って文章からそのまま式を作りましょう。
くもわについて
割合の計算方法としてよく聞く「くもわ」ですが個人的には「苦手な子」には教えない方が良いと思っています。なぜかというと覚えることが多いからです。
くもわは「もとになる量」「くらべる量」「割合」の関係を公式にしたものです。
「割合」 = 「くらべる量」 ÷ 「もとになる量」
↳「わ」=「く」÷「も」
「くらべる量」 = 「もとになる量」 × 「割合」
↳「く」=「も」×「わ」
「もとになる量」 = 「くらべる量」 ÷ 「割合」
↳「も」=「く」÷「わ」
苦手な子への教え方
子供に教える時に大切なことは言葉の使い方です。「違う!」「なんで解けないの?」「他の子はできているよ?」というようなネガティブな言葉は使わないようにしましょう。特に算数数学が苦手な子は数字や言葉を理解するのに少し時間がかかることがあります。しかし、慣れてくれば解けるようになります。なぜなら、算数は数字が違うだけで解き方は同じなのですから。
そもそも割合とは
教科書にはこう書いてあります。↓
「もとにする量(大きさ)を1とみたとき、比べられる量(大きさ)がどれだけにあたるかを表した数を割合という。」
割合という言葉は小学校4年生で初めて出てきて5年生で本格的に勉強します。
最初に「比べられる量」「もとにする量」という言葉が出てきますがこれがくせ者です。
文章を読んでどれが「比べられる量」でどれが「もとにする量」かが分からない子が多くいます。
それをそのまま放置していると、今度は整数が小数になったり分数になったりして余計に分からなくなってお手あげ……というのがよくあるパターンです。
「比べられる量」と「もとにする量」の見分け方
割合の文章問題に出てくる「比べられる量」と「もとにする量」をどうやって見分けるかがスムーズに問題を解くコツになります。
「もとにする量=全体の量」と考えると分かりやすくなると思います。文章を読みながら全体はどれくらいなのかな~と気にしながら読んでみましょう。
答えが割り切れない数になるとき
文章を読んで式をたてて計算をしてみたが、答えが小数点のついた割り切れない数になってしまった、という場合があると思いますが、そんな時は問題文の中に「四捨五入をして小数第一位の位までの数にしましょう」などの言葉があると思いますのでその通りにしましょう。
このプリントの製作者
算数が苦手な小学生専門の個別指導学習塾/数楽の家
算数が嫌い、苦手意識がある、数字すら見たくない、算数の日は学校に行きたくなくなる、という生徒たちを算数が「楽しい!」「面白い!」と思えるような授業で克服に導く場所です。原因は何なのか、いつからそうなったのか、という理由をピンポイントで見つけ出して、一つひとつクリアにしていきます。
授業内容はひたすらプリントを解かせる。ではなく、「なぜそうなるのか」という理由を優しく解説しながら進めていきます。勉強法やテスト対策のアドバイスも行っています。
福岡県福岡市に場所を構えており、対面授業のほかにも算数数学オンライン授業や親御さん向けの正しい算数の教え方講座なども行っています。また、不登校の生徒に対応できる塾でもあります。
講師紹介
倉永 将太朗
チキン南蛮と地鶏が美味しい宮崎県出身
自身も算数数学で苦労した経験があることから、同じ思いをしている子ども達の心に寄り添いながらの授業を行っています。多くの生徒さんに喜んでいただき、現在は
福岡県でナンバーワンの口コミ数
をほこり、予約がなかなか取れない塾となりました。