算数の「小数点が苦手」な小4、小5用の問題プリントです。小数の足し算引き算の次は「掛け算割り算」に入りますが、×10×100÷10÷100ができない小学生が多くいます。解くのが難しい子は、位と小数点の意味を理解できているかを確認してみましょう。理解できていたら「かけるから数が大きくなる」「割るから数が小さくなる」というイメージを持つ練習から始めてみましょう。
小数点で出てくる問題
- 掛け算割り算
- あまりがでる割り算
- 商を四捨五入する問題
- 文章問題
- 工夫して計算
このプリントを解くと分かること
「×10」「×100」「÷10」「÷100」のときの小数点の動かし方ができているかが分かります。
無料でダウンロードできる算数プリントですが、家庭内での個人利用以外は利用規約を一読して下さい。
間違いやすいところ
小数の「かけ算の答え」の書き方には注意が必要です。特に筆算をしたときの答えは「小数点の下に小数点を書く」癖がついていると9.4×6.7などの計算で間違えることがあります。
筆算のときに気を付けること
小数のたし算ひき算かけ算を筆算で書くときは
位のそろえ方に注意が必要です。
たし算ひき算は「小数点を合わせて」筆算を書きます。かけ算は「数字の後ろを合わせて」筆算を書きます。これを間違えると全く違う答えになってしまいます。
四捨五入をしないといけない問題
小数の割り算では割り切れない数の計算もあります。その時に「小数第〇位までで四捨五入して概数で求めましょう」という問題も出ています。
「以上、以下」「未満」「まで」などの言葉の意味や、「４以下は切り捨てる、５以上は切り上げる」という四捨五入の意味もしっかり理解しておきましょう。
小数のあまりがでるとき
小数の割り算で一番つまずく子が多いのが「あまり」です。あまりのどこに小数点を書けばよいか分からずテストで全滅…………ということがよくあります。
頑張って練習することも大切ですが苦手な子は覚えきらなくても大丈夫です。何故なら余りがでる計算をするのは小学校だけだからです。中学校からは分数であらわすのであまりは使わなくなります。無理やり覚えさせようとして算数を嫌いになるくらいなら、あまりくらいわからないままでも十分やっていけます。
文章問題が苦手なとき
4年生になると小数を使った文章問題も出てきます。小数が苦手な子は問題を読む前から嫌になるかもしれませんが、簡単に解ける裏技があります。それは
「小数で書かれている数を整数になおして考える」
という方法です。数が小数だからイメージできずに困るのであって、整数の簡単な数字になおしてしまえば理解しやすくなります。
時間を小数であらわすのが苦手なとき
「1.5時間は何時間何分ですか？」という問題を1時間50分！と答えてしまうときは、
1.5の「５」が何なのかが理解できていない可能性があります。「1.5」は１と0.5(半分)からできている、というところから説明してあげましょう。
苦手な子への教え方
子供に教える時に大切なことは言葉の使い方です。「違う！」「なんで解けないの？」「他の子はできているよ？」というようなネガティブな言葉は使わないようにしましょう。特に算数数学が苦手な子は数字や言葉を理解するのに少し時間がかかることがあります。しかし、慣れてくれば解けるようになります。なぜなら、算数は数字が違うだけで解き方は同じなのですから。
小数とは
辞書には「小さい数。また、数が少ないこと。」と載っていますが、小学生用に言葉を組み替えると
「小数は1よりも小さい数」
と言った方がしっくりくると思います。
このプリントの製作者
算数が苦手な小学生専門の個別指導学習塾/数楽の家
算数が嫌い、苦手意識がある、数字すら見たくない、算数の日は学校に行きたくなくなる、という生徒たちを算数が「楽しい！」「面白い！」と思えるような授業で克服に導く場所です。原因は何なのか、いつからそうなったのか、という理由をピンポイントで見つけ出して、一つひとつクリアにしていきます。
授業内容はひたすらプリントを解かせる。ではなく、「なぜそうなるのか」という理由を優しく解説しながら進めていきます。勉強法やテスト対策のアドバイスも行っています。
福岡県福岡市に場所を構えており、対面授業のほかにも算数数学オンライン授業や親御さん向けの正しい算数の教え方講座なども行っています。また、不登校の生徒に対応できる塾でもあります。
講師紹介
倉永 将太朗
チキン南蛮と地鶏が美味しい宮崎県出身
自身も算数数学で苦労した経験があることから、同じ思いをしている子ども達の心に寄り添いながらの授業を行っています。多くの生徒さんに喜んでいただき、現在は
福岡県でナンバーワンの口コミ数
をほこり、予約がなかなか取れない塾となりました。
