新中学1年生へ
休校が続いて退屈している子がたくさんいる中で、
新学年用の教科書が配られたことで、「ちょっとやってみようかな」と
思う子に対して、新学期先取り動画をYouTubeで配信します。
新学期になってガラッと変わるのは、新中学1年生です
小学校の「算数」から「数学」に代わって、最初は覚えることがたくさんあります
「算数」と「数学」の違いについてよく子ども達から質問があります。
漢字が変わるだけ?と思っている子もいるので
ここで説明しますね。
【算数】
算数は、計算の基本的なものを習い練習する為の学問です。
数字から始まり、足し算、引き算、かけ算、割り算、を習い、
次に、分数、少数をならいます。
特に、分数、少数でつまずくと大変です。
その理由は、中学、高校、大学でも使うから。
【数学】
「数学」はいかに速く正確に問題をとくかの学問です。
中学校では、公式や計算方法を工夫することでいっきに計算したりします
例を挙げると、
円やおうぎ形(扇形)、球や三角錐などは、決まった公式があり、そこに数字を代入するだけで答えがでます。また、「移項」という便利な方法を使えば、計算式を何個も書く必要はありません、何対何といった「比」も、簡単に計算できますし、比例反比例もすぐできます。
このように、小学校と中学校では大きな差がありますがこれだけではありません
【マイナス】と【文字】
中学生になると新しく、「マイナス」と「文字」がでてきます。
「マイナス」は簡単に言うと、今まで0、1、2、3、・・・・・
だったのが0よりも下がでてきて
・・・・・-3、-2、-1,0,1,2,3・・・・
となり、小学校ではできなかった5-8(ご、ひく、はち)
ができるようになるということです。
もう一つの「文字」、これは簡単です、
小学校では、分からない所は四角(□)で表していましたよね。
それが文字(a,b,c,d,x,y,z,)に変わるだけです。
例)4×□=12が4×a=12となる
文字はたいしたことありませんが、問題は、マイナスの方です、
概念的なことに気を取られると深みにはまってしまい分からなくなると思うので、算数があんまり得意じゃないと感じている子は、
マイナスについては、「計算方法」だけ覚えてください、
それ以外のことは後回しでも大丈夫!何回もやっていればそのうち慣れてきて意味も分かってきます。
最初が肝心
何でもそうですが、最初に習うことは後々重要になります。
中1で習うことは、高校受験でも使いますし高校に入ってからも必要になるので、分からない所が無いようにしてください。
中学校は、小学校と違って、授業のスピードも速いし、習う内容も多いので、躓くと、なかなか取り戻せなくなります。
そうならないように分からなかったらすぐ学校の先生に聞いてください
それでも分からない子は塾に通ってください
「学校の教え方」と「塾での教え方」は若干違ったりして、別の視点から
教えてくれたりするので理解できる事があります
【校則】と【上下関係】
中学生になって勉強以外で変わることは、
校則と、上下関係がでてくることです。
校則は、学校内でのルールになります。
びっくりするほど細かかったり厳しいですが、校則を守らないと停学といって学校にこれなくなってしまうので注意が必要です。
上下関係は、学校内でも部活動内でもあります。
先輩に対して敬語を使わないといけないし、各部活動の伝統やルールがあり
それに従わないといけません。
嫌な事やしたくないこと、「なんでこんなのせないかんの⁉」と思うことが増えますが絶対逃げないでください、
なぜかというと、
この先、高校でも、大学でもその嫌な事はあります。
社会に出れば、もっと嫌なことがあります。
仮に中学で嫌な事から逃げたとしても、そこからずっと逃げ続けることになり、いずれ行き止まりになります。
逃げなければ、最初は嫌ですが、そのうち慣れてきて、要領がわかるので
そんなに嫌ではなくなります
中学校はチャレンジの場です。
色んな事に立ち向かって挑戦して楽しい時間にしてくださいね!
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。