算数が苦手な小学生へ教える時はコツが必要です。ただ教えるだけではなくなぜそうなるのか、どんな特徴があるのか、理由は何なのか、まで教えないとなかなか理解してくれません。
でもそこまで事細かに説明してる暇が無いのでどうしても乱暴な言葉使いになりがちです。
どんな言葉を使ったらいけないのか、どんな言葉を使わないといけないのかを知っているだけで子どもの学力は大きく変わります。
NG言葉
なんでわからないの?それくらいわかるでしょ?
大人から見れば簡単な問題でも子どもから見たら、ちんぷんかんぷん...
ということがよくあります。そんな時に「なんでできないの!」と言ってしまうと勉強する気が失せたり、苦手意識が強くなってしまいます。
他にも「それくらいわかるでしょ!」と言ってしまうと「そんな問題も分からないなんて自分はなんてできない子なんだ...」というメンタルになってしまいます。
教える側は常に「できなくて当たり前」くらいで思っておきましょう。そうすれば怒ることも少なくなります。
人と比べる(兄弟と比べる)
「○○ちゃんはできているのにあなたはなぜできないの?」や「お兄ちゃんができるんだからあなたもできるはずよ!」という風に人と比べるのはできるだけ控えましょう。
比べたい気持ちは分かりますが、人はそれぞれ違います。兄弟であっても勉強方法は異なるのでその子に合った勉強法を見つけてあげましょう。
分からなかったら簡単に
小学3、4年生になると数字が大きくなったり解き方が変わったりして戸惑う子が増えます。特にかけ算の筆算や割り算の筆算はやり方を分かってないと全くできません。
「分からないから何回も繰り返して練習する」という方法だと中々前に進まないので、そんな時は戻ってあげましょう。筆算の数字を一桁にして、そこが完璧になったら次に進む。という形のほうが結局は近道になることが多いです。
正しく書きなさい
小学生に(特に男の子)ありがちですが、問題がたくさんあると先にイコールや掛けるだけを書いてそのあと計算をしようとします。それを見て「一つ一つ書きなさい!」と怒る方がたまにいますが、そこは追及しなくても大丈夫です。それよりも気を付けないといけないのは、数字の書き方です。1、4、6、7,9は特に丁寧に書く練習をしましょう。
汚く書いてしまうと1と7や6と0を見間違えてしまいます。一度ついた癖はなかなか治らないので最初をしっかり見てあげましょう。
ぜんぜんできてない!
宿題しておきなさいね!と言ってしばらくして様子を見に行くと20問中3問しかしていなかった・・・
それを見て、「ぜんぜんできてないじゃない!何やってたの!」と言いたくなるかもしれませんが、もしかしたらその子からしたら「頑張って解いた3問だったかもしれせん」それを頭ごなしで怒ると、「せっかく頑張ったのに……」というメンタルになりやる気を失ってしまいます。1問でもできていたらほめてあげましょう。何問解いたかではなく「取り組んだこと自体」をほめてあげるのがコツです。
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。