「先生!お父さんと学校の先生のやり方が違うけどどっちがいいの?」
生徒からよく聞かれますが算数でありがちな事ですね
中学生の数学になると親も忘れていることが多いので干渉することは少ないですが、小学校の算数は基本的なものが多いので親も理解できます。
自分が理解できるからこそ子どもに教えようとします。
教え方や今の学校の状況を理解してる人なら大丈夫ですが、
ほとんどは自分が昔習ったやり方を、そのまま子どもに教えようとします
サクランボ算
今の大人の人は聞きなれない言葉かもしれませんがサクランボ算とは引き算で使われる方法です。例えば、「9-4」ならそのまま計算できますが 「12-3」とかだと引き方がわからない、という時に12を「10」と「2」に分けて、先に10から3をひく方法です。
サクランボの房が2つなのでそうなったのでしょう。
へ~と思うかもしれませんが、自分たちがどうやって引き算を習ったかはもう忘れており、12-3は自然とできるのでこのやり方に不自然を感じるかもしれません、
別に12-3をまず2だけひいてそのあと10-1で9でもいいのですが
習いたての小学生は一生懸命理解しようと頑張っています。そんな時に安易に学校で習った方法と違う言い方をすると混乱することがあるので、できれば慣れるまでは学校のやり方に合わせてあげてください。
兄弟から
親からだけではなく、お兄ちゃん、お姉ちゃんからも習う事があるでしょう。
その時も注意が必要です、そのお兄ちゃん、お姉ちゃんが中学生だった場合、中学校で習った言葉や、やり方で教えてしまう事があります。
頭の回転が速い子は問題ありませんが、得意でない子は言葉一つ変わるだけで混乱します。
ましてや聞いたこともない中学校の教え方では余計にちんぷんかんぷんになるでしょう。
だからといって、「教えるな!」とはいえないので仕方ないのですが、教え方ひとつで、できるようになるか、できなくなるかが分かれることは覚えておいてください。
まとめ
結局、どの方法がいいの?と思われるかもしれませんが
極論で言うと自分が「やりやすい」と思える方で大丈夫です。
算数、数学は色んな解き方があります。かけ算や割り算のひっ算などはインド式と言われる日本ではめったに見ない解き方もありますし(インド式の方が効率的ともいわれます)先ほど述べたようにサクランボ算という新しい方法も出てきています。
学校生活をおくるうえで、できれば学校で習った方法のほうが先生に聞く時もスムーズに進むので良いかもしれませんが
算数(数学)は結局どの方法でも答えは一つなので自分の計算しやすい方法でしましょう。
学校は学習指導要領に則って授業を進めないといけないので学校で習う事以外の事をすると注意されるかもしれませんが算数に限っては答えがあってればなんでもいいのです。
自分がインド式の計算の方がやりやすければ、それでやってもいいです。
先生の中には子どもの暗算を否定する人もたまにいます、「式をちゃんと書きなさい!」と注意するそうですが、暗算ができるという事は能力が優れているということなので答えがあってれば暗算でも全然いいです。
暗算でして、計算問題を間違えるようになったら、途中式を書いた方が良いかもねと諭してあげましょう。
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。
最後に
教えるという事はその子の人生を左右することです。
ましてや子どもとなると将来に直結することもあるのでかなり気を付ける必要があります。
なかなかそこまで考える人は少ないですが、教える時にはその子の人生を背負うつもりで教えてください。