算数が苦手な小学5年生用の問題プリントです。できない、わからない、授業についていけないという子の苦手克服をお手伝いします。割合、文章問題、倍数と約数、円周、角度、体積、分数小数、面積、速さ、単位量当たりの大きさなどのつまずきやすい所の練習ができ、解説や解き方のポイントも加えてあります。
5年生の単元
- 割合(パーセント%、百分率、歩合、グラフ)
- 速さ(道のり、速さ、時間)
- 単位量当たりの大きさ
- 倍数と約数
- 正多角形と円
- 通分と約分
- 分数の足し算引き算
- 偶数と奇数、素数
- 体積
- 平均
- 比例
- 文章問題
- 円周(周りの長さ)
- 変わり方調べ
- 角度
- 小数のかけ算わり算
- 規則性
- 工夫して計算
- 約数と公約数
- 人口密度(混み具合)
- 面積(三角形、四角形、平行四辺形、台形)
- 整数と小数
- 合同な図形
- 小数の倍
- つまずき克服プリント
- まとめプリント(総復習)
割合の解き方とポイント
5年生では割合という言葉を習います。もとにする量(大きさ)を1とみたとき、比べられる量(大きさ)がどれだけにあたるかを表した数を割合と言います。「パーセント(%)」「歩合」「百分率」という言葉や数直線や円グラフに表す問題も出てきます。
苦手な子はまずは
「100%=1」「50%=0.5」「10%=0.1」
ということを覚えることから始めましょう。
円周の解き方とポイント
5年生では円の周りの長さや正多角形の角度を求める問題が出てきます。
円周の周りの長さは「直径×3.14」
という公式で求めることができます。半径、直径、円周率がどれなのかをしっかり覚えておきましょう。小学6年生になると円の面積を求める問題が出てきます。
倍数と約数の解き方とポイント
5年生では倍数と約数を習います。
倍数は「かけ算九九」
約数は「整数を割り切れる数」
ということを覚えておきましょう。他にも「公倍数や公約数」「最小公倍数や最大公約数」という言葉が出てきますが、まずは倍数と約数を完璧にできるようになってから取り組みましょう。
※この単元ができないと分数の計算のときに「約分」や「通分」ができなくなります。
速さの解き方とポイント
5年生では「時速」「分速」「秒速」という言葉が出てきます。これは
「時速=1時間で進む道のり」
「分速=1分間で進む道のり」
「秒速=1秒間で進む道のり」
ということです。
他にも「時速から分速になおす」「秒速から分速になおす」というような問題もでてくるので、言葉の意味をしっかり覚えておきましょう。
5年生の算数が難しいと感じる理由
算数は4、5年生で習う単元が1番つまずく生徒が多いと言われています。その中でも特に小学5年生は算数を難しいと感じる生徒が多くいます。
その理由の1つは、「余りが出る小数の割り算」です。
例えば、9.26÷2.4を商は10分の1の位まで求めて、あまりも出しましょう。という条件のもと計算すると答えは「3.8あまり0.14」になります。
計算の工程を省いて書いているので難しく見えないかもしれませんが、商に付ける小数点とあまりに付ける小数点の付け方が異なるのでどっちがどっちなのか分からなくなる小学生が多く見られます。
一生懸命理解しようとしているけど分からない...という場合は「できなくても大丈夫」です。なぜかというと、中学生になると余りを求める問題は出てきませんし、小数は分数で表すようになります。つまり「余りが出る小数の割り算」は中学校では使わないのです。
中学校だけではなく高校、大学でも使いません。なので、できなくても大丈夫です。
最低限出来て欲しいのは「整数の割り算の筆算」です。割り算の筆算自体は中学校でも使いますのでマスターしておきましょう。
もう1つの理由は、「分母の数が違う分数のたし算、引き算」です。
小学4年生では分数のたし算、引き算の分母が同じ数だったので、分子だけを計算すればOKでした。しかし5年生になると分母の数が異なるため、そろえる必要がでてきます。
そろえるためには「分母の数の公倍数を見つけて分子にも同じ数を掛けて...」という解き方になるので覚えるまでに時間がかかります。
慣れたらすぐにできるようになりますが、掛け算が苦手な子や解き方を覚えるのが難しい場合だと計算に苦戦してしまい、難しい…と感じてしまいます。
分数の計算は「余りが出る小数の割り算」とは違い必要な計算なのでできるようになるまで練習しておきましょう。
苦手な子への教え方
子供に教える時に大切なことは言葉の使い方です。「違う!」「なんで解けないの?」「他の子はできているよ?」というようなネガティブな言葉は使わないようにしましょう。特に算数数学が苦手な子は数字や言葉を理解するのに少し時間がかかることがあります。しかし、慣れてくれば解けるようになります。なぜなら、算数は数字が違うだけで解き方は同じなのですから。
このプリントの製作者
算数が苦手な小学生専門の個別指導学習塾/数楽の家
算数が嫌い、苦手意識がある、数字すら見たくない、算数の日は学校に行きたくなくなる、という生徒たちを算数が「楽しい!」「面白い!」と思えるような授業で克服に導く場所です。原因は何なのか、いつからそうなったのか、という理由をピンポイントで見つけ出して、一つひとつクリアにしていきます。
授業内容はひたすらプリントを解かせる。ではなく、「なぜそうなるのか」という理由を優しく解説しながら進めていきます。勉強法やテスト対策のアドバイスも行っています。
福岡県福岡市に場所を構えており、対面授業のほかにも算数数学オンライン授業や親御さん向けの正しい算数の教え方講座なども行っています。また、不登校の生徒に対応できる塾でもあります。
講師紹介
倉永 将太朗
チキン南蛮と地鶏が美味しい宮崎県出身
自身も算数数学で苦労した経験があることから、同じ思いをしている子ども達の心に寄り添いながらの授業を行っています。多くの生徒さんに喜んでいただき、現在は
福岡県でナンバーワンの口コミ数
をほこり、予約がなかなか取れない塾となりました。