割り算の筆算が苦手な子への教え方

割り算の筆算が苦手な子用の練習問題プリント

割り算の筆算が苦手な小学4年生への「教え方」と「簡単な内容の練習問題プリント」がダウンロードできるサイトです。「2桁÷1桁」「2桁÷2桁」「3桁÷1桁」「3桁÷2桁」「3桁÷3桁」などの問題を簡単な数字で作成しているので算数が苦手な小学生でもスラスラ解くことができます。

このプリントは「算数数学が苦手な子専門の個別指導学習塾/数楽の家」の授業で実際に使われているものの中で成果が出たものを厳選して載せています。数字の書き方や2桁、3桁の考え方、親が子どもに教える時のポイントやコツをわかりやすく解説しています。割り算の筆算はつまずきやすいところなので早めに解き方を覚えておきましょう。


練習プリント

3桁÷2桁の割り算の筆算-簡単な数字を使った練習プリント

3桁÷2桁の筆算の「基本問題」①
3桁÷2桁の筆算の「基本問題」②

※画像をクリックするとPDFに飛びます

無料でダウンロードできる算数プリントですが、家庭内での個人利用以外は利用規約を一読して下さい。 


商が1桁のときの教え方と考え方

例)「249÷43」

どこに商を立てればよいか」を見つける。

いきなり249の中に43が何個入る?という質問をしてもピンとこないので

まずは指で249の4と9を隠します。※下の画像では指ではなく雲を使って隠しています。

そして「2の中に43は入る?」と質問します。→「入らない」

2の中には入りきらないので次は249の9だけを隠します。

そして「24の中に43は入る?」と質問します。→「入らない」

24の中にも入りきらないので次は249で質問します。

「249の中に43は入る?」→「入る!」

じゃあどれくらい入るかを考えよう!

249の中に43がだいたい何個くらい入るか見つけます

ポイントは、43の「4」と249の「24」です。

24の中に4が何個入る??→「6個!」

じゃあ答えは「6かもしれない」から6で計算してみようね!と伝えてあげましょう。

計算してみて、249を超えてしまったら入りすぎたので6より1つ少ない5で計算します。


商が2桁のときの教え方と考え方

例)「489÷43」

これも上記のやり方と同じでまずは、

489の「8」と「9」を指で隠します。

そして「4の中に43は入る?」と質問します。

4の中には入りきらないので次は489の「9」だけを隠します。

そして「48の中に43は入る?」と質問します。→「入る!」

じゃあ、何個くらい入る??→「1個」

8の上に1と書いて、48の下に43と書いて引き算をした答えが「5」になります。

5の中に43は入らないので9をおろしてきて「59の中に43が何個入るか」で考えます。

59の中に43は1個しか入らないので489の「9の上に」1を書きます。

そして、59の下に43を書いて引き算をすると16になります。

489÷43=11あまり16


数字の大きさがイメージできないとき

「2の中に43は入る?」「24の中に43は入る?」などがイメージできない時は、を使ってあげましょう。

例えば、「消しゴムとティッシュ箱」を使います。

  • 「2」=消しゴム
  • 「43」=ティッシュ箱

消しゴムの中にはティッシュ箱は入りませんがティッシュ箱の中には消しゴムが入ります。数字でも2の中に43は入りませんが43の中には2が入るよね、という言葉の使い方をするとイメージしやすくなります。


解き方を早めに覚えておく

割り算の筆算は「2桁÷1桁」「2桁÷2桁」「3桁÷1桁」「3桁÷2桁」「3桁÷3桁」というふうにいくつもパターンがありますが解き方、考え方はどれも同じです。どれだけ早く「解き方」を身に付けるかが「できない」「わからない」とならないようにするカギとなります。

解き方が曖昧なまま「3桁÷2桁」「3桁÷3桁」まで行ってしまうと数が大きくなってしまい余計に理解できなくなります。※割り算の筆算で1番つまずきやすい所です。

「2桁÷1桁」「2桁÷2桁」のうちに正しい解き方、考え方を身に付けるために、簡単な数字で繰り返し練習をしておきましょう。


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