小学4年生5年生で習う「分数の約分」
何のために約分をするのか分かってないとただ問題をこなすだけになってしまいますが、
約分の意味が分かっていれば
勉強に対するモチベーションが下がる事はほとんどありません。
人間は「何のために行動しているのか」が明確に分かってないとやる気が落ちていきやすくなりますが、
逆に目的が定まっていればそこに向かって頑張れます。
学校の限界
学校の授業時間は限られているので
事細かに教えるには限界があり
どうしても、約分のやり方だけ教えがちなので生徒たちは
何のために約分があるか理解していないことが多いです。
(これは学校側が悪いというわけではありません)
数楽の家では、
なぜそれをするのか、何に使うのか、
中学、高校でどうなるのかを伝えながら授業をするので
子ども達のモチベーション保つ事ができます。
約分をする理由
何故約分をするのかというと、答えを一つにするためです。
分数には同じ答えが無限にあります、
どういうことかと言うと「2分の1」も「4分の2」も「8分の4」も
すべて同じですよね、
ピンと来ない子にはリンゴの絵を描いて見せると理解できると思います。
画像↑
どれも結局は1個の半分という事です。
そしてこれは無限に続きます、
「じゃあどの答えを書けばいいの?」
となってしまうので
1番小さい数字にしましょうねという決まりを作りました。
その為に約分があります。
というふうに話してあげると子供達も納得してくれて、
問題に取り組んでくれます。
実は「理由」を説明してあげるだけで
小学校の算数は9割方理解できます。
「あー!なるほどね!」
や
「そーゆー意味ね!」
と理解できる事で記憶にも残りやすくなりますし、問題を解く時の精度が格段に上がります。
それしてこの「なるほどね!」
という時に「楽しい!」が生まれます。
それを積み重ねる事で算数(数学)って楽しいんだ!思えるようになります。
逆に言えば、
「計算のやり方」や「文章問題の意味が分からない」という思いを積み重ねていくと、苦手意識が強くなってしまい抜け出せなくなります。
まだ小学生、中学生は間に合う時期なので
苦手意識がある子や、学校の授業が分からないとい、
テストの点数が悪いというような悩みがある生徒さんは
一度体験を受けに来て下さい。
算数(数学)の楽しさを面白さを余すことなくお伝えします。
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。
付け加え
分数の理解度を上げる為にリンゴの絵を使う事は良い方法です。
例えば、何故2分の1と3分の1をそのまま計算できないのかや、6分の6が何で1になるの?
というような小学生が陥りやすい疑問を簡単に解決してくれます。
2分の1と3分の1をそのまま計算できない理由
分数を習いたてだとまだ計算方法が定着してないので分母の2+3と分子の1+1で
5分の2!と計算してしまう事があります。
この間違いをしない為に、リンゴを使って説明してあげましょう。
2分の1のリンゴと3分の1のリンゴを書いてみると分かりますが大きさが違うので比べる事ができません。
なので分母を揃えて計算する必要があるのです。
両方を「6分の」にすると
2分の1→6分の3
3分の1→6分の2
となるので大きさが同じになり比べる事ができます。
6分の6が1になる理由
同じような考え方で6分の6が1になる説明もできます。
「6分の1が6個集まったのが」6分の6なので
それをリンゴで書くと結局リンゴ1個分になるよね。だから分母と分子の数字が同じだと1になるんだよという説明ができます。
※ピンと来ない時は、
2分の2や4分の4などいくつか別の数字で表してあげると理解しやすくなります。