算数・数学が苦手な子に実戦してもらいたいやり方
早く解くコツと聞くと、「特別な解き方」や「計算式の要らない所を省く」などと思われがちですがそうではありません。
特別な解き方はあるにはありますが覚えることが増えるので手間が一つ増えます。また、計算式の要らない所を省く方法は、一見早くできる気がしますが頭の中で計算しないといけないので難易度が高くなります。
丁寧かつしっかり書くが1番
問題を早く解くコツは、実は丁寧にたくさん書く事です。
「丁寧にたくさん書いてたら早く解けないでしょ!」
と思われるかもしれませんが急がば回れです。
早くしようとして、ぐちゃぐちゃに書いたり途中式を省いたりすると、数字の見間違いや計算間違い、符号や単位の付け忘れに繋がります。
そのせいで点数が取れなければいくら早く解き終わっても意味がありません。たとえ最後まで解き終わらなかったとしても、解いた問題にミスが無ければ高得点になります。
【丁寧に書く】
数字や符号を丁寧に書きましょう。
ここで間違えて欲しくないのは綺麗に書くのではなく丁寧に書く事です。丁寧とは、自分が見間違わないような数字、文字を書くという事です。
【しっかり書く】
時間がかかりそうに思えますが、途中式や図、文章問題から読み取って絵を書く事をしてください。
途中式を書く事で、目で見ながら計算ができるのでミスが少なくなります。
絵や図を書くのは、文章だけを読んで考えるよりも絵や図に表してそれを見たほうが理解しやすいからです。
計算問題は途中式を書くことも必要ですが、計算する部分を丸で囲んだり線を引いたりして間違えないようにすることも大切になります。
掛け算と割り算、分数と少数などが混ざっている計算問題のときは計算しやすいように掛け算だけや分数だけのように形を変えましょう。
上記のことをするだけで問題を早く正確に解く事ができるようになります。
中学校でも
中学校でも早く簡単に解くスキルは求められますが小学校と違い、中学校では公式や代入などを使って解きます。よく聞かれるのは素因数分解や連立方程式、平方根などです。
【素因数分解】
二桁や三桁になるとちょっとややこしくなります。そんな時は「素因数分解する数字」によって考え方を変えてみましょう。
例えば素因数分解する数字が偶数だったら(28や72や154など)
割る数は2、4、6・・・で割っていきます。
素因数分解する数字が奇数だったら(49や99や169など)
割る数は3、7、9・・・で割っていきます。
素因数分解する数字の最後が0や5だったら(40や125など)
割る数は0、5、10・・・で割っていきます。
というように考えておくと早く計算することができます。
連立方程式も代入をつかったり形を変えることで計算しやすくなりますし、平方根も素因数分解したり2乗の形を見つけたりすれば早く解くことができます。
工夫1つで簡単に解けますのでチャレンジしてみてくださいね。
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。