「塾で言われたことがトラウマになっています」
今でもたまにこの相談を受けます。講師の心無い言葉が記憶から消えずに自分から質問ができなくなったり、積極的に勉強できなくなっているのでどうすれば良いか分からない、というお悩みです。
子どもは大人が思っているよりも繊細です。ちょっとした言葉にでも心を痛めることがあります。特に勉強のシーンでは気を付ける必要があります。
しかしすべての講師がそこまで気を使えるかというとそうではありません。中には、「自分の教え方で理解できないのならそれは子ども側に問題がある」と言い切る講師もいます。
ふざけて話を聞いておらず、分かりません。というのなら子どもの努力が必要かもしれませんが、講師の話を聞いていたのに理解できないというのであれば、責任は講師側にあります。それを子供に押してけるにはよくありません。
大人からの言葉は一生残る
大人が何気なく言ってしまった言葉でも子どもには深く残ることがあります。そして嫌な記憶だけが残ってしまい子供を苦しめることになります。
私も小学生の時に担任の先生に言われた一言を今でも覚えています。トラウマほどではありませんが、何年たっても忘れることはありません。
しかし、そんな経験をしているおかげで生徒に接する時には細心の注意を払います。教えるということは子どもの人生を左右するということだからです。
もし嫌な言葉を言われたら
塾の授業中に心無い言葉を言われたことが分かれば、すぐにでも転塾することをお勧めします。子供の中には怒られた方がメラメラ燃えてきて頑張る!という子もいますが、ほとんどの子はそうではありませんし、心無い言葉を使う講師自体が良くありません。続けることが美徳ではありません。
悪影響だと思ったらすぐにでも行動することをお勧めします。
言葉の言い方を変える
トラウマになった子供でも、言葉の使い方を変えて授業をすれば克服できたりやわらげたりすることができます。
例えば、計算問題を間違えた時に「間違っているね」という言葉ではなく「惜しかったね」という言葉を使ってあげます。間違っているという表現は否定になるので問題の正解不正解ではなく、人格を否定されているように聞こえてしまいます。
他にも「どこが分からないの?」という言葉を使うと、自分ができない、分からないところを言わないといけないので生徒にとってはストレスに感じます。しかし「どこまでなら分かる?」と言い換えれば自分が分かる所を説明するだけなので心の負担にはなりません。しかも「ここまで分かる!」という子どもの返事に対して
「そこまで分かっているのは凄いね!」と自然に褒めることも出来ます。
数楽の家
数楽の家は不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。