数楽の家(すうがくのいえ)
福岡市南区にある算数数学専門の個別指導塾/数楽の家です。苦手な子を対象としており、勉強を楽しんでもらうことに重きを置いています。
問題の出し方や言葉の使い方にも工夫をしているので、不登校やトラウマがある子、苦手意識が強い子でも気軽に通うことができます。簡単に問題が解けるコツや自宅学習で役に立つ解き方もお伝えするので点数アップにもつながります。
不登校に対応できる塾でもあるので、学校に通っておらず勉強が止まっている生徒も気軽に通うことができます。ホームスクーリングの教え方や保護者様向けの「算数の教え方のコツ」をお伝えするコースもあります。
小学生は算数教室、中学生は数学の個別指導、県外の方には算数数学のオンライン授業も行っています。
算数が苦手、嫌いになる理由
1クラス30人いるとすれば半分の15人は「算数が苦手」と感じています。
なぜこんなにも多いのか、原因の一つは教科書の難しさにあります。
学校で使われる教科書は頭の回転が速い子を基準に作られているので、それ以外の子にはあまり適していません。しかもマンツーマンで教えるならまだしも、1対30での授業になるので先生の目はなかなか行き届きません。そのため、分数や少数、文章問題が入ってくる小学4年生辺りから差が出てきてしまいます。
その時にきちんとフォローできればよいのですが、授業時間が決まっているので完璧にフォローすることは難しいのが現状です。算数は積み重ねの教科なので一つが分からなくなると次の問題も分からなくなります。毎日進んで行く授業、どんどん分からなくなる自分、負のスパイラルに入ってしまうと抜け出せなくなり、ついには「嫌い」「苦手」になってしまいます。
自分で勉強しようにもどこから振り返ればよいのか分からず、振り返ったとしても、そもそもの意味が分からなかったり、と一人では解決することができません。
中学校みたいに教科ごとに専門の先生がいる形をとれば、少しは良くなるのですが、まだその風潮にはなっていません。結局最後に頼るのは塾になりますが、集団塾だと自分の疑問に思っていることを質問できなかったり、授業スピードが速くてついていけないことがほとんどなので、算数数学が苦手な子は個別指導塾の方が理想的です。
塾に通うのが難しい場合は、学校の先生に放課後でもいいので聞きに行きましょう。
算数ができれば他の教科も良くなる!?
算数ができるようになると自然と他の教科もできるようになります。それは算数を勉強することで「筋道を立てる練習ができるから」です。言い換えると建設的な考え方、思考力がつくからです。この問題を解くためには、これをこうして、こうしないといけないから、こうだ!というように順を追って問題を解く癖がつくので、それが他の教科にも応用できるようになります。
例えば、英語の文法でこの空欄に入るのはtheなのかisなのか迷ったときに、前後の単語を見てこれは動詞が関係しているからtheだろう、というふうに建設的な考えができるようになります。これができるようになると全てを覚えていなくても、これがこうだから、こうかもしれない!という予想を立てることができ、点数につながりやすくなります。
最近の文章問題
つまずきやすい単元の1つが文章問題です。最近の文章問題は複雑で分かりにくいものが多く「国語的算数」と呼ばれています(もはや国語をしているのか算数をしているのか分かりませんね……)。
計算自体は簡単ですが文章を読んで理解しないといけないので読解力も必要になります。
この読解力は普段から本を読んでいないと身に付けるのは難しいですが、必ず共通して使える解き方があります。
それは絵や図を書くことです。あまり重要視されませんがそれをするだけで格段に問題を解けるようになります。なぜなら人間の脳で考えられることには限界があるからです。
例えば、124×5を頭の中でしなさいと言われたら難しいですよね。でも紙に書いてみて、筆算をすればすぐに答えは出せます。これと同じように頭だけで考えるのではなく、紙に書くということを文章問題にも取り入れると、スムーズに解くことができます。角度を求める問題なら、分かっている角度すべてに数字を書く、家から駅までの距離や速さを出す問題なら、家から駅までの図を書いてそこに分かってるものを書き込んでみる。そして書いたものを見ながら考える、これが文章問題を解きやすくするコツです。
算数数学が苦手な子に共通していることの一つに「何も書かない」ということがあります。問題を見て分からないと思ったら、一切何も書かない。それでは何も進みません。
分からなくても何か書いてみる、書いてみてそれを見ていると「あっ!」とひらめいたり気づくことが出てきます。でも書かなければそれもないのです。
文章問題に限らずですが算数数学は書くことが大事になります。