グレーゾーンや発達障害・学習障害をお持ちの小学生、中学生も勉強しやすい算数の練習問題プリントです。無料でダウンロードできる教材なのでホームスクーリング(自宅学習)や宿題にもお使い頂けます。このプリントは「福岡県福岡市にある算数・数学が苦手な子専門の個別指導塾/数楽の家」が作成しており算数が得意でない場合でも、分かりやすくスラスラ解くためにはどうすればいいのかを突き詰めて完成したプリントになります。プリント1枚に対する問題数を減らすことで「たくさんやりたくない!」という心理的ハードルをさげ、解きやすい問題を組み込むことで「解けた!」という成功体験を積み重ねることができます。
練習プリント
無料でダウンロードできる算数プリントですが、家庭内での個人利用以外は利用規約を一読して下さい。
グレーゾーンの子どもへの接し方
グレーゾーンの子どもにはそれぞれ色々な特徴があります。私がたくさんの生徒を見てきた中でのほんの一部ですがこんな場合がありました。
- 計算は得意だけど文章問題が苦手
- 最初の1~3問は解けて残りは集中力が無くなる
- 伝えたことをすぐに忘れる
- 言葉にした数字と書いている数字が違う
- 最後の1問だけ間違える
もっと色々なパターンがあり、その日の気分によっても変わってきます。十人十色ですが、子ども達に共通していることは間違えたくて間違えているわけではないという事です。自分なりに一生懸命に考えて書いてみたけど、その答えが惜しかっただけで「やる気がない」とか「ふざけている」というわけではありません。何回も同じ問題で間違えるという様子ははたから見ればそう見えるのかもしれませんが、机に向かって問題を解こうとしている時点で子ども達はもうすでに頑張っています。
家で勉強を見ていると、どうしても間違えている所に目が行きがちです。「何問間違えているか」「時間内に終わらせているか」「教えたことができているか」など、もっとよくなって欲しい!という気持ちから改善点を探してしまう気持ちは分かります。しかし改善点を指摘する前に褒めれるところも探してあげましょう。
例えば、10問中1問でも解けていれば「1問解けてるじゃん!すごいね!」と褒めてあげたり、解けなかったとしても「解こうとして自分なりに考えたことは素晴らしいことだよ!」と言ってあげるだけでも子どものモチベーションは変わってきます。子どもに接するときは「良い所を探す」ということを心がけてみましょう。
同じ問題を何回も間違える時
同じ問題を何回も間違える時は基本に戻ってみましょう。例えば、123-76の計算をいつも間違えるなら、63-19などの2桁の計算に戻ります。それでも難しい様子なら12-5などの計算に戻ります。基本に戻りながら「ここまでならできる」というラインを見つけてあげてそこから少しずつレベルを上げていきましょう。
文章問題が苦手な場合
文章問題が苦手な場合は、文章自体を短くするか絵を書きながら問題を解いてもらいましょう。例えば、文章が長すぎて理解が追い付かい場合は、もっと少ない文章問題から取り組みます。文章を短くしても難しい様子なら絵を書きながら解説をしてあげます。読んで考えるよりも見て考えた方が得意!という場合もあるので様子を見ながら判断しましょう。
図形が苦手な場合
図形が苦手な場合は、実際に触りながら伝えてあげましょう。例えば、立方体ならサイコロなどを触りながら「全部の長さが一緒だね~」など。積み木やブロックで遊びながら感覚をつかむのもいいですし料理のお手伝いをしながら野菜や果物を切るのも練習になります。
記事とプリントについて
この記事は、算数が苦手な子専門の個別指導塾/数楽の家によって書かれています。たくさんの子ども達と関わった経験から「こうしたらもっとよくなります!」を発信していますので参考にして頂けましたら幸いです。