図形が苦手な小学生用の練習問題プリントです。算数では面積、体積、角度、展開図などが出題されますが、三角形、四角形、円などの「大きさ」や「形」などが理解できていないとつまづいてしまいます。子どもが「図形の問題にピンときてないな~」と感じた時に、どうやって勉強(復習)すればいいか、どこをチェックすればいいのかを、簡単に分かりやすく解説していきます。練習プリントは、パズル形式などで基礎から練習ができ、図形のコツがつかめる内容になっています。学校の授業やテストによく出る問題を中心に作成しているので宿題やホームスクーリング(自宅学習)にお使いください。
図形の練習プリント
無料でダウンロードできる算数プリントですが、家庭内での個人利用以外は利用規約を一読して下さい。
チェックポイント
①大きさのイメージがあるか
例えば「5㎝×5㎝の正方形の中に3㎝×3㎝の正方形が入るかどうか」などがピンときていない場合は、物の大きさにピンときていない可能性があります。大きい四角形の中に小さい四角形がいくつ入るのか、という考え方は、小学4年生の「面積」で必要になる考え方です。「1㎝×1㎝の正方形」が何個入るかで面積を考えるので、その予習として、大きい四角形の中に小さい四角形が何個くらい入るのかを練習しておきましょう。
何個入るかという考え方は「割り算の筆算」でも必要になります。例えば、384÷12をひっ算で計算する時に「38の中に12が何個入るか」という考え方をしますが、数字の大きさがピンときていないとこの考え方を難しく感じてしまいます。
②どんな形が直角なのか
図形問題の基本となる形は「三角形・四角形・円」になりますが、その中でも四角形の直角が理解できているかを確認しておきましょう。三角定規や机の角、本の角、ティッシュ箱などを見せながらどんな形が直角になるのかを見せておきましょう。もし余裕があれば「直角=90°」ということも伝えてあげると「角度」の問題を解きやすくなります。
その他の練習法
図形の感覚を鍛える練習として、点つなぎや対角線を引く練習、展開図から立体を想像する練習もあるので「勉強」というよりも「遊び感覚」で練習しておくのがおすすめです。
中学受験にも
図形の問題は中学受験にも出てきます。重なった面積や図形の一部を求める計算など、複雑な問題が多いですがその根本となる考え方が「図形の大きさ」になるので、ぜひプリントをご活用ください。
記事とプリントについて
この記事は、算数が苦手な子専門の個別指導塾/数楽の家によって書かれています。たくさんの子ども達と関わった経験から「こうしたらもっとよくなります!」を発信していますので参考にして頂けましたら幸いです。
プリントも、実際の授業で使ているものからさらに厳選して掲載していますので、テスト勉強や予習復習、宿題としてもお使い頂けます。学校に通ってない(不登校)生徒やホームスクーリングを取り入れているご家庭、中学受験に向けて動き出している方の自宅学習用としてもお使いください。